こんにちは。代表の村木です。
アジャイルスクラムで注目が集まる1986年の野中先生の組織論についての記事を見つけました。本質は、時がたっても色あせないのですね。
JBPress
アジャイル手法提唱者が涙ぐんだ「日本発の論文」論文著者、野中郁次郎教授が指摘する「アジャイルの真髄」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65415
(引用はじめ) 平鍋 日本のデジタルトランスフォーメーションの動向をどう見ていますか。 野中 便利になりましたが、ペアになって真剣勝負をする機会が減っているように思えます。共感からイノベーションを起こすには、心身一体のペアを構成する必要があることはお話ししました。そのためには、ひとつ重要な要件があります。共感を媒介にしたうえで、きちんと向き合って徹底的に考えをぶつけ合えるか、です。 物事の本質は知的バトルを繰り返し議論が深まった末に、ようやく見えてくるものです。少しでも忖度するようなところがあれば、イノベーションは起きません。
(引用終わり)
「ペアになって真剣勝負をする」「共感を媒介にしたうえで、きちんと向き合って徹底的に考えをぶつけ合う」
このあたりは、意味のイノベーションを説いた「突破するデザイン(ロベルト・ベルガンティ/日経BP)」においても、「批判精神」「最初のもっともよい方法は、スパーリングパートナーとペアで活動を開始すること」と表現されています。
”共感”という言葉のイメージは「仲良しこよし」かもしれませんが、そこに「真剣勝負」の要素が入るのが”対話”なのです。共感という安心の土台があるからこそ、真剣に深く潜れるのです。
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