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人材は囲い込むより、あえて外に出す

こんにちは。代表の村木です。

DeNA会長 南場智子さんのコラムで、首がちぎれそうになるほど、うなづいた記事があったので、ご紹介します。


日経ビジネス

組織の大黒柱はあえて引っこ抜き、起業を後押ししよう


(引用はじめ) 大企業は新卒一括採用や新卒偏重採用をやめるだけでなく、社員が退社して起業したりスタートアップに参加することを奨励してほしい。コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)でお付き合い的な投資をするくらいなら、自社の優秀な社員の起業を後押ししてほしいし、自社で事業化しないと決めた新規事業アイデアを担い手社員ごとスピンアウトさせてあげてほしいです。サンクコスト(埋没費用)なのだから、ケチくさいことを言わずに安く個人に事業を譲ったらよいと思います。

(引用終わり)


大企業には、大資本があり優秀な人材がいるにもかかわらず、創造性の源となる内発がにじみ出ないようにガチガチに管理しておいて、社内ではイノベーションがおこらないとぼやき、縁もゆかりもない外のベンチャーに投資する。これでは、せっかくの自社とご縁のある優秀な人材を、囲っておいて腐らているようなものです。


人材流出はあたかも損失であるように語られることが多いですが、社員の起業を後押しすることは、損失ではなく、社外に存在する仲間が増えるというメリットがあり、囲い込むことこそ、むしろ損失ではないかと、私は思うのです。


なお、私自身は、サラリーマン時代に比較的自由にやらせてもらっていたので、当時の経験が今につながっていると感じています。とても感謝していますし、そのうち恩返しができたらいいな、と思っております。



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